ICHIMILE GRATORY DENIM JEANS

2015.04.07

 

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現代的なディテールとアイディアを盛り込み、進化型ジーンズとして制作したICHIMILE GRATORYの定番ジーンズ。
今回は一般的なデニムや昔のジーンズと比較しながら細かい部分まで紐解いてみます。
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MATERIAL

岡山県産のストレッチデニムを使用しています。
岡山県のデニムは常に世界でも注目されており、海外の有名メゾンのブランドなどでも多く使用されます。
自分も色んなデニムを見て履いて来ましたが、クオリティーは世界で一番高いと思います。
そんな岡山県産のデニムの中でICHIMILE GRATORYで使用するのは汎用性の高い12ozのストレッチデニム。ストレッチが入っているので非常に動き易いです。
こちらのデニムの特徴は、一般的なデニムと比べ縦糸のインディゴ糸の目が詰まっています。
それ故に藍色の色味が強く出ているデニムなのでモードでクリーンな印象のジーンズに仕上がり、一般的なデニムよりも高級感が出ていると思います。
(画像比較でわかりますが、一般的なデニムはもっと横糸の白糸が表からチラチラ多めに見えてカジュアルな印象のものが多いです。)
そんな岡山のデニムですが、これが海外メゾンのブランドではジーンズで¥30,000~¥50,000などするので、日本のデニムを日本で買うことはコストパフォーマンスが非常に高いと思いますよ。
(ホワイトデニム、ブラックデニムも同じデニムのバリエーションで、こちらは縦横共に同じカラーの糸で織り上げています。)

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SILHOUETTE

足が太い人でも、細い人でもきれいにラインが出る形を意識して制作しました。
ラインは腰回りがややゆったりした、裾に向かって細くなっていくテーパードになります。動き易さが有りながら、ヒザ下の細さで非常にきれいなラインを作ります。
そんなシルエット作りの中で、昔のジーンズ(ヴィンテージジーンズなど)
と比較すると、進化をさせている部分としては全体的にカーブを多用し、ワークウエアよりはテーラーメイドに近いパターンで制作していることだと思います。
昔のジーンズはワークウエアなので生産をより効率的にすることを重視し、直線で制作されている箇所が非常に多いです。
それにより、ヒップへの食い込みや、ややO脚に見えるラインなどデメリットがありました。
そのような箇所などは、自社でのパターンの研究、開発の中でカーブを多用し身体の線に合わせることで解消し、より現代的なきれいなシルエットへと進化させています。
古き良きジーンズも良いですが、昔にはない現代的なこのシルエットをぜひ体感して頂きたいです。

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DESIGN

アイコンは腰部分に付いた、スマートフォンポケットです。
裏の袋布側にはスマートフォンマークの付いたネームが付いており、オリジナリティーの高いディテールになっています。
そして右脇ベルトループにはDカンを配置して、鍵を付けたキーホルダーや、ウオレットチェーンなどを付けられるようになっています。
このようなディテールは、ブランドコンセプトにもある「新しいライフスタイルを想像し創造をする。」に順ずるデザインになっています。
現代生活の中での、ちょっとした利便性のあるディテールなのでぜひ使用してみてください。
そしてまた人間の生活環境やライフスタイルが変わることでICHIMILE GRATORYのディテールも進化して行きます。

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FACTORY

岡山の工場にて生産しています。
縫製でも岡山は世界で注目されています。技術、設備が全て揃った素晴らしい環境です。
有名なミシンのメーカーユニオンスペシャルなど駆使して縫い上げて行きます。
その際に使用する糸は、ICHIMILE GRATORYではポリエステルスパン糸を使用しています。
これは綿のような風合いを残しながら、強度の高いポリエステルで作られた糸です。
これにより何年、何十年と履いて頂いても糸が切れづらくなっています。

いかがでしょうか?
一見シンプルなアイテムながら、一般的なデニムや昔のジーンズとはかなり違う現代的なジーンズであることがご理解頂けたかと思います。
ご興味を持って頂き、体感して頂けましたら幸いです。